AさんのMB5003、SFD X7Ti 3W、5W製作

先日完成した和歌山からご来店いただいたAさんのクラブ製作を紹介します。

2時間半かけて和歌山からご来店いただいたAさん(遠いところからお越しいただき本当にありがとうございます)

まずはアイアンを製作していただきたいとの事でいろいろと試打した結果シャフトはモーダス125Sに、ヘッドはMB5003をクラフトマンワールド仕様で製作することになりました。

三浦技研のクラフトマンワールド仕様はヘッド完成まで約1か月くらいかかります。

同時にアイアンの流れに合う5Wも製作したいとのご依頼もいただきました。

まず5Wを先に製作することになりました。

5Wの製作にあたり、希望をお聞きすると、拾いやすく飛距離も出て、よければ後に3Wも製作したいとの事でした。

私がおすすめしたのは、ロイヤルコレクションのSFD X7Ti 5W

SFD 5W裏SFD5W-1.8

シャローで球を拾いやすいヘッドで弾きの良いヘッドなので飛びます。

オープンフェースで叩ける顔です。

後に3Wも検討であれば3Wもとても拾いやすく球があがりやすいので、まずこのヘッドで5Wを製作していただくことになりました。

シャフトはアイアン同様に日本シャフトのレッジオFW80S

レッジオFW80S

先端の剛性が強く、手元はしなりを感じるシャフトです。

アイアンのシャフトがモーダス120、モーダス125、ダイナミックゴールドの場合、このレッジオFWシリーズのシャフトは同じようなフィーリングで打てるシャフトだと思います。

SFD5W

ロイヤルコレクション/SFD X7Ti 5W  

日本シャフト/レッジオFW80S

エリート/Y360Sブラック バックライン有り

リアルロフト18.0° フェースアングル-1.8°

42インチ D2.0 352.4g 284CPM

 

約1カ月後アイアンヘッドが届き、アイアンの製作にかかりました。

MB5003 92. 5PMB5003 92.#7 01MB5003 92.#7 02

MB-5003 5~PW トップラインを細めにして、打ち込んでも刺さりにくくなるようにソールはリーデイングカットソールに、打感がやわらかくなるように銅下メッキの上にサテンメッキ仕上げ、刻印も入れこだわりのヘッドが完成しました。

MB5003 92. 5~P

三浦技研/MB-5003 5~PW

日本シャフト/モーダス125S

エリート/Y360Sブラック バックライン有り

#5 38.000インチ D2.0 431.4g 328CPM

#6 37.500インチ D2.1 438.0g 333CPM

#7 37.000インチ D2.2 444.6g 340CPM

#8 36.500インチ D2.3 452.0g 347CPM

#9 36.000インチ D2.3 459.8g 352CPM

PW 35.625インチ D2.6 468.6g 360CPM

 

 アイアンと同時に5Wがとても良いとの事で3Wも製作しました。

SFD 3W

ロイヤルコレクション/SFD X7Ti 3W

日本シャフト/レッジオFW70S

エリート/Y360Sブラック バックライン有り

リアルロフト15.0° フェースアングル-1.6°

43インチ D2.0 338.4g 279CPM

 今回製作したスペックを長さに対しての重さ、硬さの関係をグラフにしてみました。

125Sれっじお3,5W

グラフ下の数値がクラブの長さ、グラフ左の青文字が重量、赤文字が振動数の値です。

当店ではクラブ製作するにあたりヘッド、シャフト、グリップの特性を理解して、お客様のご意見や試打の結果をもとに、このグラフにあてはめて最適なスペックを探っていきます。

こうする事により各番手、振り心地、打ちやすさが同じようなスペックに仕上がります。

グラフは一直線になるより緩やかな曲線になるのが理想的です。

今回Aさん用に完成したスペックは、重量級のスペックではとてもおすすめなセッティングです。