醜いMGハイブリッドのリシャフト

先日作業した醜かった三浦技研のMGハイブリッドのリシャフトを紹介します。

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ヘッドは三浦技研のMGハイブリッド20°と23° シャフトはMCI70S

今回のお客様K様は現在三浦技研のアイアンオーダー待ち、アイアンのシャフトはゼロス8Sを装着予定

その上につながるクラブとして使いたくオークションで見つけての購入との事でした。

アイアンのシャフトはゼロス8Sからすればスペック的には悪くないのでそのまま使いたい、ただシャフトロゴは真裏なのでスパイン調整はしてなく、あとはきちんと組まれているのかも不安なのでばらして組みなおしてほしいとのご依頼でした。

ばらすとえらい事になっていました。

シャフトがひどい削られ方になっていました。

 

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シャフトの塗装をとってない部分は直径9.3mm

MGハイブリッドの内径は9.0mm

通常内径の細いヘッドに太いシャフトを挿す場合はヘッドの内径を広げて挿します。

シャフトを削りすぎると強度が落ち折れてしまう可能性があります。

今回のものはシャフトをかなり雑な削りで装着していました。

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右側の付け根の部分は特に細くなっています。

 

 

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削りすぎて中の銅線のようなものまで見えてきています。

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いろいろな方向で測るとここは8.8mm

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ここは7.9mm  通常のウッド用シャフトでも8.5mmそれよりもかなり細い・・・本当にひどいです。

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わかりにくいですけど楕円形になっています。

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2本ともひどいですので、お客様には、このシャフトは使えませんとお伝えしリシャフトすることになりました。

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シャフトはお客様の要望もありゼロスハイブリッド7Sを挿すことになりました。

 

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最近多いオークションでの購入のクラブの調整

ショップ、工房などが売っているものであれば、その店に聞けば、どう組まれた等の情報はあるかもしれないですが、全く出どころがわからないようなものはどんなものかわかりません。

測るとロフト、ライがあってないものや、曲がっているシャフトや、ばらすと大量の真ちゅうや粉鉛など・・・結構多いです。

せっかく手にいれた使ってみたかったクラブ

使えるようにするためには計測、調整をお勧めします。