最新ゴルフクラブアングル測定器導入

新たに導入したゴルフクラブアングル測定器を紹介します。

測定器1

ゴルフギャレーヂ製ゴルフクラブアングル測定器最新モデルです。

ウッド。アイアン、パターをシャフト軸線基準でオリジナルロフト、リアルロフト、ライアングル、フェースアングル、フェースプログレッション、ソールアングルの測定が可能です。

レフティークラブも測れます。

良いゴルフクラブを製作するためにはパーツの事をきっちりと理解する事が需要です。

この測定器はかなり精密なヘッドスペックの測定が可能なため新たに導入しました。

当店ではどのようにしてヘッドを測定していくかを紹介します。

 

 

中心点1

まずはウッドからです ヘッドの中心を決めて印をします

中心点2

この位置を測定します

中心点3

ボールを置いてみて印の位置を確認

ウッド角

ウッド用のロフト・フェースアングルゲージを装着します

軸線2

クラブを浮かせた状態で挟みます

軸線1

台の上にクラブを置きます

ライ1

ロフト・フェースアングルゲージを中心点に合わせます

ライ2

 

ライ3

横から見て、赤い丸で囲んでいるベベルボックスに現状のライ角が表示されます 

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ウッドの場合、中心点からソールが左右均等になるのがライ角 画像右赤丸部分はソールに接していますが左赤丸部分は隙間があります

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測定器のレバーをアップライト方向に動かすとソールが左右均等になりました この位置がこのクラブのライ角となります

201562221950.JPG

上の画像は58.1°でしたがライ角を合わせると60.2°となりました  

ロフト3

ライ角が決まり、次にロフト・フェースアングルゲージを上下、左右が均等になるようにフェースにあてます。

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2つの赤丸が左右均等にあたるところがフェースアングルとなります 0.0°はスクエアです オープンかクローズかがわかります

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2つの赤丸が上下均等にあたるところがロフト角です 専門的なお話になるのですがこの測定器はゲージをあてると、ロフト、フェースアングルが同時に測れる優れものです

FP1

フェース面にフェースプログレッション測定基盤をあてるとフェースプログレッションも測定できます

FP2

バーニアノギスになっており1/10mmで測定できます このクラブはFP18.8mm

アイアン1

次にアイアンの測定です アイアングルーブ・ロフト爪を装着します

アイアン2

アイアンを挟みます

アイアン3

アイアングルーブの水平爪をフェースにあてます

アイアン4

現状では爪と溝が水平になっていないので水平に合わせます

アイアン5

水平に合わせました これでライ角が決定です

アイアン6

このクラブのライ角は62.0°

アイアン7

次にロフト角は33.0°となります

アイアン8

アイアンのフェースプログレッション測定

アイアン8

アイアンはバウンス角も測定できます

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とても頼りになる測定器です